ないものねだり

【世界遺産】平遥古城を巡る

ツノさん
ツノさん
2021年8月16日

現代中国に残る数少なくなった歴史ある街を巡る旅 

中国の首都北京から西へ、ちょうど北京と西安の間に位置する街「平遥」に今なお残る古城、ほかの古城に比べ下手な開発を逃れている穴場的存在の「平遥古城」を巡る旅をまとめてみました。
スポンサーリンク



平遥古城の概要

平遥古城は中国山西省の省都「太原」より南へ100キロ余り離れた平遥という田舎町にある古城で、別名「亀城」と呼ばれる城郭都市です。

平遥の歴史は古く、明代から清代末期まで晋商とよばれる山西商人の拠点の地で、特に清代末期は為替業務で栄えた中国の金融中心地であった。 しかし、清末からの混乱期によってそれらも衰退していき、近代では貧困地区と化していった。

その昔、中国の都市はどこも街そのものを城壁で囲っていたが、現在ではそのほとんどが撤去されてしまい、城壁が残っているのはほんの一部の都市だけになってしまった。 その中で「平遥古城」は城壁だけでなく、街並、商業施設の配置、役所や市場の位置などが当時そのままに保存されており、いわば街全体が城郭都市博物館ともいえる。

通りには古城のシンボルで「市楼」と呼ばれる楼閣が建つ。

出典:中国駐大阪観光代表処

平遥古城の保存状態は乾燥地域にしてはとても良いほうで、その姿をしっかりと現在まで保っており、場内の見どころも状態良く残されています。

また、場内は現在でも普通の生活が営まれており、観光目当ての土産物屋や商店と、古い町並みが同居して、独特の街を形成しています。

平遥古城のみどころ

平遥古城は1997年に世界遺産(文化遺産)に登録された観光地ではありますが、派手なものがあるわけではなく、昔ながらの城郭都市で、現在もその場内には人が暮らし、観光の街と生活の場が共存している場所になります。

見どころは保存状態の良い当時のままの施設を見学することが可能です。

平遥古城内には当時から残る中国北部の伝統的な建築様式である「四合院」という民居が立ち並び、今もなおそこで生活を営む。 四合院は敷地の中央に中庭を置き、それを囲むような形で4つの建物を配するスタイルで、北京などでもよく見られるものになります。

現在、平遥では44の民居が観光客向けに開放されており、内部の見学ができるし、宿泊も可能になっています。

平遥古城の城壁

城壁は内部を土で固めて外部をレンガで築く「版築」という工法で作られおり、ほとんど風化することなく見ることができる。 外周は6.4kmで、高さが約12mある。

外壁の内側(早朝)

城内の街並み散策

古城場内は昔の中国映画のセットのような街並みが現存しており、好きな人にはたまらない風景が目前に広がるでしょう。

昭和を知らない人には分からないとは思いますが、古い人には「懐かしい」風景が飛び込んでくるでしょう。 過度の期待さえしなければ、本当に良いものが見られるはずです。

市楼付近の土産物屋やレストランなどの風景

街を歩けば

城内の夜の街は静か。 屋台飯屋の風景、とてもお気に入りの風景です。

歴史的観光スポット

平遥古城自体の入場は無料で、何度でも出入りは自由です。 ですが、所要の歴史的観光スポットは有料になりますので間違いのないように。

  • 晋中二郎庙
  • 中国商会博物馆
  • 平遥城隍庙
  • 日升昌票号
  • 乔家大院
  • 双林寺
  • 鎮国寺

など、近郊の見どころも多いところです。

四合院および宿泊施設

中国北部の伝統的な建築様式である「四合院」、山西省の平遥にも現存し、宿泊も可能であるため、訪れた際は場内の四合院に宿泊するのも良いのではないでしょうか。

筆者が泊まった宿 四合院の客桟 

中庭があり、家屋が四方を囲む「四合院」の宿。 雰囲気は最高。

 

筆者の旅日記より

室内の様子、これで半分の大きさ。 もう1ベットあり。
シャワー、トイレ(洋式)付きで150元を130元で雰囲気に負けて決定。

事前に調べた値段より高かったので聞いてみたところ、もう少し安い部屋はFullだそう・・・残念。

雰囲気 ★★★★☆
スタッフ ★★★★☆
設備 ★★★☆☆
料金 ★★☆☆☆
総合 ★★★☆☆

料金が予定より高かったことと、シャワーの湯水が少し赤かった。 それ以外は満足な初 ” 客桟 ”だった。



中国山西省の平遥へのアクセス

日本から山西省への玄関は北京

日本から北京へは、東京 (羽田•成田)・関空・中部国際空港 (セントレア)・札幌 新千歳・沖縄 那覇から直行便が就航しています。

その他の都市からは東京や大阪を経由するか上海等で乗り換えが必要になります。


筆者は北京も観光したかったのと、マイレージのポイントを使用したため「大阪 – 北京」のただ便を使用し、北京も楽しませていただきました。

北京からは山西省に向け列車で移動し、山西省の省都「太原」からは乗り合いの軽バンで平遥を目指しました。

現在一番楽な方法は、北京から平遥へ、高速鉄道を利用するのが一般的になっています。

しかし、私の道中で見た崩れ落ちそうな「市楼」を見ながら(市楼の下を走り抜ける)田舎町を走り抜けていく「軽の旅」も捨てたものではありませんので、時間が許す方は是非そちらを利用してみてください。 プチおすすめです。 時間がある方には贅沢な楽しみ方かも!

山西省観光での注意点

筆者が山西省を旅した時に感じた事と、「これはあったほうがいいぞ」と実感したことをいくつかまとめてみました。

1、マスク

乾燥が激しい地域であるため「埃」が多く、空気(町)がグレーやベージュ色をしていました。 現在はどうかは分かりませんが、マスクは必須だと痛感しましたので渡航の際は持って行かれるのがベターです。

綿花の栽培の盛んな地域でもあるのですが、綿がそこらじゅうを転がっているような、パッサパサの地域です。 北京の空気もアレですが、この街も大抵でした(笑)

山西省の空

2、交通事故

これは山西省に限らず新興国や途上国を旅するうえで最も注意が必要になる事柄の1つではありますが、中国国内でも安い移動手段を使うのに比例して(多分)事故率が上がるので注意が必要です。

私的には庶民の足で移動するときの金銭的メリットだけでなく、お目にかかれる風景も楽しみの一つとしているため使用はするのですが、自身も何度となく危険な目に合っていますし、「良く死ななかったな」と思うような事故にも遭遇しているため、危険を顧みない旅をしない人は高速鉄道で現地を訪れるのがベストだと思います。

まとめ

近年、中国への渡航は人気があり、日本からも多く観光客が押し寄せています。 しかし、そのほとんどが沿岸部の大都市で、上海や広東省などへ集中しているのが現状です。

中国の首都「北京」への観光も魅力がありますし実際面白いとは思いますが、少し(少しと言っても大陸は大きいので・・・)足を延ばせば未だに昔ながらの中国を目の当たりにすることができるので、メジャーどころを外した観光地を旅行してみるのはいかがでしょうか。

きっと今までとは違った「旅行の楽しさ」が味わえるはずです!

それでは、良い旅を!!

スポンサーリンク



ツノさん
  • 自身究極の1枚を求めて終わらない旅を継続中。

    今までは嫌なことも自分のためと思い無理をして生きてきましたが、そんな生き方を改め、シンプルに好きなことをしながら生きていくべく現在奮闘中。

    旅好き、写真好きオヤジのブログです。

    旅、写真、ガジェットなど趣味の部分と、ライフスタイル全般、株式投資、税金対策などの情報をシェアできればと思っています。

旅と休日