ないものねだり

【南インド】異国文化を感じる旅 Part 1【ケララ】

ツノさん
ツノさん
2021年8月18日

他国の文化に触れる旅に出てみる

綺麗な海や世界遺産を巡る旅もいいですが、たまには趣向を変えて「異国の文化」をあじわう旅に出てみてはいかがでしょうか。

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テーマを絞った旅行

バックパッカー時代の筆者のように「何も考えていない旅」、つまり何となく行きたいところに行き、風の吹かれるままに次を目指す旅行スタイルもあれば、漠然と「海に行きたい」だとか、「パリ」に行きたいとか、そんな旅行もあるはずです。

もちろんそれが普通ですし、そういった旅行もいいのですが、今回はもっと的を絞った旅行をテーマにしたものを紹介したいと思います。

例えば、インドネシアのニアス島にサーフィンをしに行く、ニュージーランドにトレッキングに出かける、パリの美術館を巡る、好きな映画のロケ地を周るなどなど。 「あそこにいってあれもこれも」ではなく、完全に的を絞って、的に集中して時間を費やすというものです。

結論から言いますと、テーマを絞った旅行のほうが「充実度」は確実に高いです。 では、以下に。

異文化を感じる旅

異文化を感じる旅といっても近くの台湾や韓国に行っても十分に感じることができますし、もっと言えば沖縄にだって感じることはできます。 しかし、今回のテーマとしているのは「圧倒的な異文化」を感じて、日常から解放されることを目的としているのでご了承ください。

私は写真を撮ることが好き(素人)で、旅行の目的がいつからか「写真撮影すること」に変わっていました。 長旅を終えて帰国後に短期で仕事をしてはお金を貯めて、数か月間単位で目的地へ出かけ写真を撮りつつ旅行もする・・。と言った感じです。

写真のテーマとしての好みは「人」、それも顔や動きの一瞬をとらえるのが好きなので「人」を撮り歩いています。

その中の1つが民族舞踊や祭りの中の「人」の表情を撮る事。

大好きな写真撮影を兼ねて「異文化」に触れる旅行を楽しみます。 ということで、今回選んだのが「KATHAKALI」、カタカリ・ダンスを観に、南インドのケララを訪問した時のものになります。



南インド

KERALA、(ケララ)はインドを構成する州のひとつで、インド亜大陸の南西部に位置する「とても緑豊かで東南アジアチック」な地域。

この地でインドを代表する古典舞踊の1つ「カタカリ」を鑑賞できるという事で10日ほど使って行ってきました。

南インドの印象

インド北部の最も観光地が多い地域、(カルカッタ~デリーへ真横に抜けるコー)と北東部地域しかインドは行ったことがなかったのですが、南インドによってインドの印象はガラッと変わりました。 それも良いほうにです(笑)

先ずは入り口として ティルヴァナンタプラム (Thiruvananthapuram) へ、クアラルンプール経由で向かいました。 もちろんLCCのエアアジアで・・・。

クアラルンプールより約5時間でトリバンドラム(ティルヴァナンタプラム)へ、1泊した後に列車でコチ(コーチン)へ移動。 こちらも列車で約5時間の移動、2ndクラスのエアコン寝台でコチへ。 5時間で寝台でもないのですが(笑)

トリバンドラム(現:ティルヴァナンタプラム)

まず初めはトリバンドラムの街。 人口約80万人弱のこの街は12月~3月以外は雨の多い地域。 気温も平均最高気温は30℃超と冬以外は不快指数が高そうな地域です。

直接コチへ飛ぶのが一般的ではありますが、安さにつられてこちらを選択。

見どころ

パドマナーバスワミ寺院 (Padmanabha Swamy Temple)

 

筆者の旅日記より

パドマナーバスワミ寺院の本尊はヴィシュヌ神。 ケララ最古の寺院だそうで、ヒンドゥー教徒以外の立ち入りを禁止しています。

中に入ることができないため、巡礼者や観光客でにぎわう参道を歩いてみたが、やはり宿をとった新市街とは違って、旧市街はとにかく活気があって歩いていてとても楽しかった。

寺院に向かって参道の左手には、建物上部に時計台を持ついかにもケララ的で雰囲気の良い木造建築の建物がある。 それが「プーテンマリガ宮殿博物館」。

右手には沐浴場も兼ねている池も有り、とても良い感じなのだが、やはりそこはインド。 もう少し綺麗(清潔)だったらどんなに良いだろうとここでも思ってしまった。

 

移動は列車で

 

筆者旅日記より

定刻通りトリバンドラムを出発したムンバイ行きの列車は、南インド中に生い茂るヤシの木の間を走り抜け、強烈な日差しを浴びて真っ白く輝くアラビア海を横目に見ながら約5時間でエルナクラムタウン駅に到着した。

ここエルナクラムは有名観光地である「コチ(コーチン)」への入口になる町で、列車で来ると私の降りた「エルナクラムタウン」駅か、もう1つの「エルナクラムジャンクション」駅で降りることになる。

そしてここエルナクラムからコチへ行くには2通りの方法があり、バスか船での異動となるのだが、バスで行くには「ジャンクション」駅のほうが都合がよいので本当はそちらを使いたかったのだが、私の乗った列車は「タウン」行きであったため仕方なく船で行くことにした。

 

コチ(コーチ:Kochi)

巨大な貿易港をもつ南インド・ケララ州の大都市コチ。 人口約60万人ほどの観光および工業都市で、周辺部まで含めると220万人を超す大都市になります。

列車でコチを訪れる時は、エルナクラムという街で降りて、船、またはバスなどでコチに向かうことになります。

コチの印象

一言でいえば大人の街。 観光客もそこに住んでいる人も、観光に携わっている人も皆が大人。 とても静かで居心地がよい街。

デリーやカルカッタ(コルカタ)のような面倒くさいインド人も、薬でおかしくなった基〇外白人も居ない。  とても居心地の良い観光の街だった。

見どころ

■チャイニーズ・フィッシング・ネット

現代中国にあるとは思えない漁法なのですが、名前はチャイニーズ・フィッシング・ネット。

この画は見たこともある人が多いのではないかと思うのですが、この独特の漁法で漁を行っているのがこのコチという南インドの街なのです。

ついでの観光にしては良いものが見れたと思うのと、夕暮れ時の憩いの場所としても相当におすすめなスポットです。 多くの地元民も夕暮れ時に集まってまったりしていました。

■教会などポルトガル統治時代からのこる建築物

街は統治時代の面影を残すところが多く、見どころも多いです。 ヒンドゥー教国にあって、クリスチャンも多いこの地は非常に興味深くサリーを着ていない女性も多く見受けられました。

■カタカリ(KATHAKALI)

カタカリダンスを観に行く。 私の場合はこれがメインでした。

カタカリ・ダンスは、インド古代舞踊のひとつで、南インド伝統の化粧劇です。

カタは物語、カリは舞踊という意味を持ち、舞踊劇「カタカリ」の主な筋書きは、古代インドの叙事詩である「マハーバーラタ」、「ラーマーヤナ」、の場面ごとに作られている。

ケララの食と住

南インドの有名料理と言えば「マサラドサ」なのですが、写真がなくなってしまうというミス。

ジャガイモなどを香辛料と炒め煮にしたものをドーサでくるんだマサラドサ、焼く過程で伸ばした生地の焼けていない部分を削り取って薄く焼いたペーパー・ドーサ、生地に全紛粉を加えたゴドゥマイ・ドーサ、セモリナを加えたラヴァ・ドーサ、シコクビエ粉を加えたラギ・ドーサ、茹でてつぶしたジャガイモを加えたウルライキジャング・ドーサ、黒砂糖を加えた甘いヴェッラ・ドーサなど、様々なバリエーションがある。

南インドは米が主食でバナナの葉などに米とカレーを乗せて手で混ぜて食べる様式になります。 インド料理で、手混ぜて食べるカレーは南の文化なのですね。

写真を失ったのはとても残念。 今日まで気づきませんでした(笑)

上の写真は私の大好きなインドのサモサ。 お昼によく食べていました。 またappy FIZZというアップルサイダーが美味しくて毎日飲んでいたのですが、このサモサとの相性は・・・ゼロです!

やはり夜は冷え冷えのビールで暑さを和らげます。

 

安食堂ばかりでなく、たまにはこういったところで食事をするのもいいものです。(インドの大手メーカー・キングフィッシャーのビール)

トリバンドラムとコチの安宿

写真だけで申し訳ありませんが、こんなところに泊まっていました。

トリバンドラム

 

トリバンドラムの新市街にある安ホテル。 インドのビジネスホテルと言ったところ。

コチ

 

旅行者が集まる街の安宿感が伝わるのではないでしょうか。 居心地は良かったですよ。

カタカリダンスとは

カタカリダンスは、役者によるパントマイム(ジェスチャー)ダンス、演奏家によるインド伝統の打楽器演奏、そして歌い手による詩(歌)で構成されるインド古典舞踊である。

カタカリ(カタカリダンス)には台詞というものが無い。 そのための表現方法として、歌い手が詩(歌)によりストーリー、情景を聞かせ、伝統的(打)楽器により場面の迫力と感情の起伏を伝え、そしてキャラクター自身の台詞は「表情やゼスチャー」により観客に見せる。

しかし、初見の観光客に分かるわけもないので、劇が始まる前に「表情」による意味が説明される。

コチにはいくつもの劇場があり、夕方より開催されることが多い。※会場によって時間は異なります。

まず初めは化粧をするところから見ることができます。

カタカリのメイクについて

毎日の事ながら時間のかかる「メイクアップ」。 最近の男子のことは知りませんが、私にはよくわからない世界であるメイク。 一般女性のそれとは違ってもっと大変なのが特殊なメイク。 今日はカタカリのメイクについて説明を聞いて覚えている分だけご紹介します。

先ずは見た目毒々しい色をした顔料について。 この顔料はすべて天然素材で作られており、体に害はないそうです。 昔の日本の歌舞伎等で使用されていた白粉のイメージがあったので少しホッとしましたが。

※香辛料や石などから作られているそうです。

このような顔料を使って先ずは自分自身で輪郭を描いたり、そこに色をのせたりと徐々に作り上げていきます。
大体の形が出来てくると次は樹脂でできたヒレのような物を顔に貼り付けていきます。(画像の専門の貼り付け職人?)
貼り付けが終わった後はまた自身で仕上げのメイクアップをし、舞台を降りて着替えに行きます。

これを何人かで順番に見せていきます。

以上がメイクアップの見学となるのですが、この見学、私は楽屋かなんかでやるものだとばかり思っていたのですが、実際は舞台での作業で、着替えだけ奥に消えていくという感じでした。

のメイク・・・・・善、 のメイク・・・・・悪、 のメイク・・・・・善悪ハーフ、 (肌色)・・・・・女役

表情およびゼスチャーの説明

これは1つ1つ覚えていないので申し訳ありませんが、画像のみ貼らせていただきます。 気分が悪くならないように(笑)

それでは始まります・・・。

ストーリーについて

私が訪れた日はマハーバーラタ(Mahabharata)に登場する対立し合う2大勢力「パーンダヴァ」(Pandava)族と「カウラヴァ」(Kaurava)族の物語の一場面である「ドゥササナ殺害」を鑑賞。

ここ「ケララ・カタカリ・センター」では演じられる物語のあらすじや登場人物等が書かれたちょっとしたパンフレットのような物をもらえるのですが、なんと嬉しいことに「日本語訳」もあり、それをいただくことが出来たので、まるっとここに写させていただきます。

 – 話の背景 –
カウラヴァ族とパンダヴァ族は対立し合っていた。 カウラヴァスによってけしかけられた八百長のサイコロ賭博でパンダヴァスはすべての財産を失い、自分の身までも彼らの奴隷と化してしまった。 パンダヴァ兄弟の妻「ドゥラパディ」は「ドゥササナ」により大勢の人の前で服を引き剥がされそうになるが「クリシュナ」祈りを捧げ、一難を免れる。
屈辱を受けたドゥラパディは、カウラヴァスを呪い、夫の「ビーマ」がドゥササナの腹を切り裂き血を飲み、そしてその血で染まった手で彼女の髪をとかすまで髪の手入れをしないままでいることにする。 その後、サイコロの賭けがもう一度行われ、またしても負けてしまったパンダヴァスは12年間森の中で、そしてその後の1年間を姿を隠しながら暮らさなければならなかった。
13年後パンダヴァスは彼らの所有物と王国を返還するよう要請するが、カウラヴァスに疎に気は全くなかった。 助けを求められた「クリシュナ神」は自らが交渉役となり話を進めるが、5人兄弟に1つづつの家を与えるということまでも拒んだ。 最後にはクルケシュトラの戦いでカウラヴァスは滅びる。

– 登場人物 –
● DUSSASANA / ドゥササナ () カウラヴァ兄弟の二男
● DRAUPADI / ドゥラパディ (肌色黄色) パンダヴァ兄弟の妻
● KRISHNA / クリシュナ () ヴィシュヌの生まれ変わり
● ROUDRA BHIMA / ラウドラ・ビーマ (/) パンダヴァ5兄弟の二男 ビーマが恐ろしげな姿に変身 
これを訳してくださった方、ご苦労様でした。 これが無かったら、私には多分全く分からなかったと思います。

ありがとうございました。

 

第1シーン

サイコロゲームでパンダヴァスは最愛の妻ドゥラウパディまでもを失ってしまう。

カウラヴァスは彼女に洗濯や掃除などの屈辱的な仕事をさせる。 そしてさらに恥をかかせるためドゥササナは法廷でドゥラウパディの服を引き剥がそうとする。 彼女は必死にクリシュナへ祈りを捧げ助けを求める。

すると不思議なことに彼女の服はいくら引き剥がされようとも終わることがなくなる。 そして疲れたドゥササナは座り込む。

ドゥラウパディはカウラヴァスを恨み、夫のビーマがドゥササナの腹を切り裂き彼の血を飲むという復習が果たされ、ビーマのドゥササナの血で赤く染まった手で髪をとかされるその時まで自分の髪の手入れをしないままでいることにする。

日本語訳より

 

第2シーン

13年後・・・・・・・。

ドゥラパディはカウラヴァスと話し合いをする為に出かけようとしているクリシュナに会う。

ドゥラパディはどのような形によってもカウラヴァスと和解することに快く思わず、クリシュナにドゥササナへの恨みの件について話す。

クリシュナはもしドゥササナがこの彼にとってとても有利であるはずの条件(すべての財産を返還する代わりに家を与えること)をのまない場合には全ては彼女が望む通りになるだろうと約束する。

 

第3シーン

戦場でビーマはドゥササナを探しようやく見つけると彼に戦いを挑む。 そして凄まじい戦いとなる。

ビーマはラウドラビーマ(恐ろしげな姿)へと変身し攻撃する。 ドゥササナはビーマの武器(ガダ?←ここ不明)の強烈な攻撃により地面へと倒れる。 ドゥササナの腹を切り開き腸を出し、そしてかれの血を飲む。

ビーマはドゥラパディを呼ぶと彼女の髪をドゥササナの血で染まった手でとかす。 よってドゥラパディの恨みは果たされる。

戦いの後ビーマは大勢のカウラヴァスを殺してしまったことに対する許しをクリシュナに許しを請う。 クリシュナは全ては神の意志によって成された結果だろうと伝えビーマを許す。

終わり

日本語訳より

数あるカタカリの会場でおすすめは KERALA KATHAKALI CENTRE です。

KERALA KATHAKALI CENTRE >>> http://www.kathakalicentre.com/

Address : Near Santa Cruz Bazilica, K.B.Jacob Road, Fortkochin-682 001

Phone 9148 2217552, 2215827

記事上のgoogle map に表示してあります。

テーマを絞る旅行のメリット・デメリット

テーマ旅行のメリット

  • 時間の有効活用及び時間の無駄がなくなる
  • 旅の充実度が上がる、記憶に残る旅行になる
  • 無駄な移動を省け、1カ所に集中できる

テーマ旅行のデメリット

  • 何度もいけない海外旅行の地を1カ所(集中型)では勿体ないと感じる
  • 広く浅くの方が合っているという方

趣味の問題で大した差はないかと思います。 しかし、海外での「移動」は事故や事件や盗難にあう可能性が非常に上がる場面でもありますので、大切な旅行では十分なデメリットになりかねませんので注意が必要です。 (ツアーであってもです)

まとめ

テーマを絞った海外旅行について考えてみましたが、自身の経験上「2年近い放浪の旅」よりも「集中型の旅行」のほうがやはり記憶にしっかりと残っています。

だからと言って「放浪旅」が劣るとも思っていないですし、自身もまた放浪しようと考えています。 しかし、仕事を持ち、家庭を持ち、責任をもって生活している人に「放浪旅」は無理に等しいので「テーマを持った旅」で短期間でも充実できることを知っていただきたいとの思いから記事にしました。 十分に楽しめるテーマを持った旅行をしていただきたいです。

疲れ切ってしまっている人には「放浪旅」を、そうでない方には「テーマ旅」をおすすめしつつ、自身も旅に出るまでは「脳内旅行」で我慢したいと思います。

それでは、良い旅を!

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ツノさん
  • 自身究極の1枚を求めて終わらない旅を継続中。

    今までは嫌なことも自分のためと思い無理をして生きてきましたが、そんな生き方を改め、シンプルに好きなことをしながら生きていくべく現在奮闘中。

    旅好き、写真好きオヤジのブログです。

    旅、写真、ガジェットなど趣味の部分と、ライフスタイル全般、株式投資、税金対策などの情報をシェアできればと思っています。

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