ないものねだり

マイナーな国、クウェートを観光してみた感想

ツノさん
ツノさん
2019年12月25日

子供のころからのあこがれのタワー、クウェートタワーが見たくて

アラビア半島に位置する国「クウェート」。 日本人には馴染みの薄いアラビア半島観光ですが、その中でも更に存在感の薄い国。

近年UAEのドバイを始め隣国のカタールなども観光には力を入れており世界中から人が集まるため、外国人にも暮らしやすいアラブの国が増えています。

しかし、今回紹介するクウェートはビジネス方面へは力を入れておりハード面では発展した国であることは間違いないのですが、こと観光に関しては・・・。

そんな観光後進国クウェートに「世界旅行制覇」を目指す筆者が2012年とずいぶん前ではありますが、行ってみた感想を紹介させていただきます。

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クウェートという国

ペルシャ湾岸、アラビア半島にあり、大国サウジアラビアとイラクに囲まれた小国。

通称クウェート国:State of Kuwait

人口は300万人程度ですが、その大多数は外国からの移民等になります。 他の湾岸諸国同様に、労働者は南アジアからの出稼ぎで賄われています。

クウェートは憲法により立憲君主制を取ってはいるが、首相以下、内閣の要職はサバーハ家(元首)によって占められており、実態は一族独裁による事実上の絶対君主制である。 言論、報道の自由はないといわれています。

湾岸戦争の際、日本政府は1兆円を超える資金援助をしたが、戦後クウェート政府が発表した協力国への感謝リストから日本だけが外された。人的派遣をしなかったためではないかと言われている。自衛隊は、湾岸戦争時にペルシャ湾にばらまかれた機雷除去作業に協力した。 同国からは東日本大震災に際し、500万バレルの原油が無償援助されたことがある。また、東日本大震災で被災した三陸鉄道ではクウェート政府の資金援助総額500億円から新車両3両を南リアス線に導入した。また、アクアマリンふくしまの復興に300万ドルの復興支援金を送り、アクアマリンふくしまはその謝意を表すために「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」を整備した。 出典:ウイキペディア

クウェートシティー

クウェートの街の様子

政治経済では関わりの多い国であることは分かりますが、こと観光に関しては馴染みがない国。

実際に訪問して肌で感じた感想は、他の湾岸諸国の石油国家に比べると観光的にはまだまだというか2~3段、それ以上に下な感じです。

外国人率も相当に少なく、受け入れ態勢も整っていない現状。

労働者はほかの湾岸諸国同様に南アジア系およびフィリピンからの労働者が占める。 高官庁やイミグレーションはアラブ人(クウェート人)が仕切っており、多と同様に感じが悪い

食事は高級なホテルに滞在すれば困ることはないのでしょうが、バックパッカー目線でみると、インド料理に高額を払って食べている感が否めず、食欲を無くす。 もしくは他同様に「ファーストフード」に走ることになる。

観光客が少ない(ほとんどいない)ため、賑やかさに欠けるスーク。 短期旅行者にはこの国の人々の感情が感じることができないのではと錯覚するほど。

カメラを向けても怒られるわけでもなく、興味を持って声をかけられるわけでなく、物を売りつけられるわけでもなく、私は空気なのかと思わされる(笑)気楽ではありますが、不安も込み上げてきます。

クウェートへのアクセス

日本からクウェートへ旅行目的で直行する人は「まずいない」はずですが、念のために例をあげますと

日本からの直行便はないため、中東系の航空会社またはヨーロッパ系の航空会社で経由地を経ていくことになります。

そのため、ビジネス以外で行かれる方はますます少なくなりますね。

メジャーどころですと、中東系でエミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空など。

ヨーロッパ系ですとルフトハンザやトルコ航空などもありますが、どこも高額覚悟となります。

筆者はいくらクウェートタワーへの憧れを持っていたとしても、流石にクウェートのみの観光を考えたことはないので、いずれ経由地になればと思っていたのでなかなか訪問機会がなかったのですが、この時はなかば「強引」に経由地に入れて旅の計画を立てました。

この旅で筆者が辿ったクウェートへの道は 下川さんのこの本に誘われてLCCを日本から乗り継いで行ってみました。

まず日本からは羽田を利用し – クアラルンプール 更にそこから- スリランカまでをエアアジアでお安く移動。

エアアジアも当時はキャンペーンが出ないかを定期的にチェックしていました。

エアアジア・ジャパン

その後スリランカからクウェートへは「MIHIN LANKA」というスリランカのLCCを利用。

現在はSriLankan Airlinesに吸収合併されてしまいその姿はなくなってしまいました。

その後はクウェートからエジプトのアレクサンドリアへエアアラビアを利用しLCCにて前進していきました。

結論から言えば、直行便はないため何かのついで(強引に)にクウェートを入れていきましょう。

クウェートビザ : Kuwait VISA

日本人の観光・商用目的での入国には短期滞在ビザが必要です。 観光ビザは入国時にクウェート国際空港で申請するか、事前にクウェート内務省のe-visaウェブサイトから申請するかのどちらかで取得できます。

クウェート e-visa ウェブサイトからの申請・取得方法

こちらの在日クウェート大使館のサイトにて確認及び申請してください。>>> http://www.kuwait-embassy.or.jp/

私が訪問した時は上の画像のような別紙を渡されたので(空港申請)出国まで大切に保管してください。

直行便もなく行きやすいとは言えないクウェートは、物価も安くはないので航空券だけでも節約したいものですね。

クウェート観光おすすめ1選 (笑)

クウェートをくまなく回ったわけではないのですが、調べても街できいても「これといった情報がない」ため、実際に見て回るという事もできませんでした。

という事で、私の子供のころからの憧れの塔「クウェートタワー」をご紹介します。

と言いたいところですが・・・。 まさかの、まさかのクローズ。 突然の土砂降りで閉館となったタワー。

膝から崩れ落ちそうになりました。 旅行好きを自負する筆者は旅行運というものがあるなら「最悪」、「大凶」の運の持ち主。

本当に、まさかの

クウェートタワー: Kuwait Towers

たった少しのスコールで閉館とは・・・。

砂漠のイメージしかないアラビア半島の国で大雨。 それも日本人的には大したことのない雨。

今回のクウェート旅行、クウェートに旅行??、なんて世界中全部回ってやろうと思っている人以外に、まず考えつかないであろうこの国に、あえて来た・・・訳ではなく、好きこのんで来た私にとってこのショックは・・・、声が出ませんでした。

正直、「あり得ねーだろ」と、「またかよ」と、1人つぶやいてしまった。 スマホ繋がってたらツイートしてたよ。

筆者の旅日記より抜粋

この時だけではなく世界中でこんな目に合っているので怒りは尋常じゃないんです。(笑)

クウェート唯一(自身比)の観光名所 クウェートタワーです。

クウェートにある鉄筋コンクリート製の3基の塔は、第1の塔は高さ187メートルで、レストランと給水塔になっている。海抜123メートルの高さには、30分で1回転する球形展望台(Viewing Sphere)もある。第2の塔は高さ145.8メートルで、給水塔である。第3の塔は電力供給を制御する機器が収められ、他の2基への照明にもなっている。

子供のころ学校で習った記憶ではスウェーデンだかノルウェーだか北欧の建築家のデザインだと聞いたことがあったのですが定かではありません。

このタワーの尖り方に魅了された筆者は外側だけではありますが、感動を隠せませんでした。

雨が降ったまでは許せたが、徒歩でここを目指し、土砂降りの中、やっと着いたクウェート旅行のハイライト、唯一の観光名所「クウェートタワー」がまさかのクローズ。

入場料:3KWD 1KWD(クウェートディナール)約370円弱 2019年

ここに次ぎ来ることはあるのだろうか?とクウェートを発つ。

その他市内の様子

– スーク –

アラブ世界での楽しみの1つスーク(市場)巡り

スーク巡りで代表的なのが呼び方は違うがイスタンブールの「グランドバザール」やカイロの「ハーン・ハリーリ」が有名。

ドバイのスークも面白いのですがやはり2大スークには及ばない。

ここクウェートのスークは更に活気がなく、よく言えばさっぱりした感じの市場でした。 それでも人工的な市内の様子からは見られない人間味のある場所のため、歩いていてやっと居心地の良い場所を見つけた感じになりました。

スークの様子

全体的にアラビア半島の国々のスークにごみごみとしたカオスは感じられないが(イエメン除く)、ここクウェートシティーのスークは更に輪をかけてさっぱりとしている。

こんなに静かな市場でも私は空気のような存在でした。

 – ビーチ –

クウェートタワーはビーチ通りに面した場所に位置するが、タワー目の前にあるビーチ。

この通り、遊泳禁止(笑)

 – 市内の様子 –

バスターミナル

インドやアラブでは普通、日常の光景なのですが、男性同士(大人)の手つなぎシーンには違和感を感じてしまう私。 差別ではなくあくまでも違和感です。 馴染めないんですね。

モスク

夜の街の風景

解放タワー : Liberation Tower

夜の解放タワー、町の印象は工事だらけで綺麗ではない印象。

  – おまけ –

クウェートグルメ&ホテル(笑)

クウェートには安宿がないと聞いていたのですが本当にない。 夜にクウェートに到着した私はバスで市内に移動後ホテル探しに無駄な時間を費やしました。

本当に安宿がなく、唯一他の方が紹介していたホテル「バーレーン・ホテル」に落ち着きました。

クウェートの安宿

バーレーン・ホテル

夜到着した時の様子。

誰にいても「知らない」の返事しか返ってこなかったが、フィリピンからの労働者に聞いたらここを案内してくれました。

道でこのホテルの事を聞いたら、鼻で「フッ」って言われたので、間違いなく下層ホテルだと思われます。

筆者の旅日記より

外観はこんな感じで、立地は奥まった所にあるため、道側(スークに入る通り)からは見えない。

ビニールの「のれん」を潜るとグランドフロア(0階)エレベーター。 クラシックです。 味があるというのか。

内部、廊下はこんな感じ。 フロアごとに冷蔵庫あり。

レセプションで鍵を渡されるが、そこには私たちが普段見慣れている「アラビア数字」が書かれている。しかし、部屋にはこれ、「アラビア数字」ん、あれどっちもアラビア数字??読めないので気をつけてください。

※アラビア数字は1、2、3、4、・・・・。 アラビア語(アラビア・インド数字、ペルシャ数字)は۰、۱、۲、۳ など。 因に私の部屋は、۳۰(30)。

室内はこんな感じで3ベット。ドミではありません。 テレビ、エアコン、ティッシィ付き。
シーツ等はパリパリでとても気持ちいい。 掃除はしっかりいき届いています。

共同シャワー&トイレ。 トイレはアラブ式、シャワーはヘッドが付いていないが熱い湯はしっかり出ます。
すべてにおいて古いですが、とても綺麗に保たれているため、嫌な感じは全くせず。

私的ホテル評価

雰囲気 ★★★★☆
スタッフ ★★★★☆
設備 ★★☆☆☆
料金 ★★☆☆☆
総合 ★★★☆☆

AL-BAHRAIN HOTEL
AD:Abdullah Salem street, (New Street) P.O.BOX 4717 Safat 13048 Kuwait.
Phone:22428631 Fax:22436350

当時の料金は10KWD / 日でした。

クウェートでの食事について

他のアラブ諸国同様に主に南アジアの料理が中心のクウェート。 食事はスーク内のレストランかファーストフードで済ませることが多かったので、ご紹介できるようなものがないのが残念です。

ご当地マック

日本ではあまり食べる機会がないマックですが、外国に出ると「ご当地のマックメニュー」が知りたくてよく利用します。

あと、現地料理に飽きが来た時などですね。

チキンのビックマックもあります。

兎に角どこへ行っても空いていました。

スークのレストラン

こちらで購入した食材を料理もしてくれるのですが、1人旅には用が無いところですね。

生鮮食料品の市場の風景。

基本的にドバイなどもそうですが高級ホテルでない限りは「インド料理」系になるので、食事の覚悟は必要です。

まとめ

クウェート旅行なんて考える人は稀ちゅうの稀。 世界の国々をできるだけたくさん周りたい、全部周りたいと考える人くらいしか行かないかもしれない。

だからクウェートに関する旅行情報は本当に限られているのが実情です。

私も他のブログを参考にしてマイナーな国へ出向くことが多いのですが、情報提供者してくれている方々に、恩返しができない状態です。

当ブログが発信するマイナーな国情報がこれから旅立つ人々への情報になれば恩返しになるのではと考え、今後も書き続けていくつもりです。

最後に、クウェートは実際タワー、グランドモスク、ミラーハウス等観光資源は少ないですが、マイナーなものに興味を惹かれる人種(マイノリティー旅行者)には心くすぐられる部分もあるはずです。

是非どこかの国に行くついでにでも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 また、人ごみや人間関係の煩わしさに悩んでいる方には「自分が空気になれる時間」を楽しんでみてはと思っています。

瞑想にも通じるかも(笑)

それでは良い旅を!

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ツノさん
  • 自身究極の1枚を求めて終わらない旅を継続中。

    今までは嫌なことも自分のためと思い無理をして生きてきましたが、そんな生き方を改め、シンプルに好きなことをしながら生きていくべく現在奮闘中。

    旅好き、写真好きオヤジのブログです。

    旅、写真、ガジェットなど趣味の部分と、ライフスタイル全般、株式投資、税金対策などの情報をシェアできればと思っています。

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