
中国 湖南省 おすすめ観光スポット 鳳凰古城
古き良き中国を旅する @ 湖南省 鳳凰古城
中国湖南省西部、貴州省寄りに位置する山間の街「鳳凰」。 鳳凰の名に負けない古き美しき中国の景観を残す町並みにタイムスリップする旅に出る。
鳳凰は、貴州省や広西チワン族自治区北部などに多く住む少数民族「苗族」が自治する県で、ここも他の苗族の村同様に、独特の建物が周りの山や川と上手く同化し、風情のある「古城」として人気の観光スポットになっています。
中国国内では、湘西(湖南省西部の意)で最も人気の観光地だそうです。
数日間と短い滞在時間でしたが、街の中心を流れる沱江に沿って残る美しい街並みをご紹介します。
※写真は iphone 3Gs で撮影したもののため、ひどく画像が悪いものとなっております。
スポンサーリンク
【本記事の内容】 目次
湖南省 鳳凰県 鳳凰古城
Fenghuang County Hunan Province China.
湖南省は毛沢東生誕の地で、その湖南省西部、貴州省との境に近い場所に位置する鳳凰は湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州にある県で、中国でも代表的な瓦葺きの古鎮を有する歴史的文化財の残る街。
東アジア人の心を落ち着かせる風景が残る街並みが旅行者を誘うとても美しい場所です。
鳳凰の風景
古城観光
鳳凰古城の楽しみ方は「沱江河」沿いに並ぶ黒瓦葺きの古鎮の風景を楽しむことが一般的です。
現在は観光地化されており、そのほとんどはレストランであったり宿泊施設であったり土産物屋であったりするため、他の観光地と変わりわないのですが、「ただ何もせず風景を眺める」ことを楽しめれば鳳凰観光は実に充実したものになるかと思います。
古城の代表的な建物
鳳凰古城は川沿いに並ぶ街並みなので、面白い橋が多いことでも有名です。
その中でも代表的なのが「虹橋」、レインボーブリッジですね(笑)チャイニーズ・レインボーブリッジ
– 虹橋 –
橋の内部はお土産物屋が並びます。
兎に角賑やかしい橋で、常に人の熱気で溢れています。 バイク、自転車通行可です。
– 鳳凰像 –
歴史的価値などは皆無と思われる鳳凰のシンボル「鳳凰像」?
人々が集まる憩いの場と化しています。 民族衣装を着た「土産物売り」も多数出現するエリアとなっています。
– 鳳凰城碑 –
中国各地の有名観光地で見かける「古城」の碑。 超有名人の「書」だったりすることが多いですね。
撮影スポットになっています。 ここからが居住地と観光地の分かれ目でしょうか。
川辺で過ごす時間を楽しむ
古城観光は楽しいアトラクションやアクティビティーがあるわけではないので、時代村や博物館を楽しむように過ごすのが一般的になります。 風景を楽しみ、人々の暮らしを感じ、タイムスリップしたかのような風景の中でくつろぐ。 そんな時間を楽しむところではないでしょうか。
川辺にあるベンチ(石段)に座って写真を撮ったり本を読んだりして過ごす贅沢な時間。
筆者の場合は写真撮影が大好きなのですが、なんせこの時は諸事情によりカメラがないためただひたすら「ボーっと」していました。
持って行った本もすでに読み終えてしまい、することもないので昼間っからビールを飲んでボーっとする時間を川辺で過ごしていました。
観光地で何もしない時間を楽しむ贅沢は何ものにも代えがたい。
その他郊外の観光スポット
南華山国家森林公園
南方長城
鳳凰古城の情報、ガイドブックは地球の歩き方にほんの少し掲載されています。
鳳凰古城へのアクセス
■ 日本から鳳凰へのアクセス
日本各地から上海へ飛び、そこから国内線で長沙へ向かうコースが一般的です。
日本から香港へ、そこから長沙を目指すことも可能です。
日本各地 (国際線)- 上海(中国国内線) – 長沙 (列車)- 懐化(バス・乗り合いタクシー)
上海 – 長沙の中国国内線は2時間強、そこからの列車は更に2時間弱。 バスの同等程度の時間が必要です。
なかなか辿り着くのも大変な場所ですね。 辺境感が強まり余計に楽しくなるはずです!
中国東方航空、キャセイ×ドラゴン航空、中国南方航空等
バックパッカー的な食事
中国一人旅で困るのが食事という方も多いのではないでしょうか。
食堂へ入って1品注文しても量が多いので2品、3品と頼み辛い。 中国での食事は「残せばよい」とは言うものの、日本人的には残しづらいのでさらに困ってしまいます。
ランチ&ディナー(笑)
そこでおススメなのがテイクアウト系の地の料理。 例えば以下のようなご飯もの。
鳳凰名物の黒っぽい臭豆腐
鳳凰の臭豆腐は炭のような色をしており、カラッと揚げた「発酵豆腐」を辛めのタレに絡めていただく。
美味しい!
または街中にある安食堂で他人の食べているものを指して注文するのもありですね。
いかにも安食堂と言った感じの店で済ませることが多い筆者。
中国人はどこでもお腹がすけば食べる。 歩いていようが歩きながら食べる。
土産物屋のオヤジも例外ではなく食べる。
鳳凰では「虹橋」付近に夕暮れ時になると屋台が並び始める。
地の魚や野菜を使った料理が多く、簡易的なテーブルに席をとってビールを飲みながら歩きつかれた体を癒す。
屋台にはいろんな食材が並ぶので焼いてもらって食べる。
こんな感じです。
これなら1人でも残すことなく充実した食事が頂けるのではないでしょうか。
ナイトライフ
私の求める「古鎮」は夜の鳳凰には存在しませんでした(笑)
夜のライトアップされた虹橋
このライトアップを「綺麗」とまとめるブログも多いのですが、はっきり言って私は好きではない。 中国のライトアップは上海以外はほぼ下品。
京都や鎌倉がこんなだったらと考えるだけで・・・。
以下の汚らしい動画で察してください。 中国各地から出会いを求めてここに集まるのだそうです。 好きな人には楽しいかも!
まとめ
鳳凰の夜で興覚めしたのは確かでしたが、朝の風景で嫌な記憶は消し去りました。
本当に美しい風景に出会える旅であることは間違いありません。
若い人なら逆に夜も十分に楽しむことができるのではないでしょうか。 中国人に人気なのはもちろんですが、欧米人もよく見かけた観光地でした。
北京や上海だけでなく、中国にはまだまだ日本人の知らない「穴場スポット」が隠れていますので、時間に余裕のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
それでは良い旅を!
スポンサーリンク